2014.02/20(Thu)

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かなり前、図書館で荻原規子さんの「空色勾玉」に出合いました。

直ぐにでも借りて読みたかったのだけど図書館にあった単行本はかなり傷んでいたのでどうせなら新しいのが欲しくて蔦谷に回ってみました。
が、なかった…^_^;
それで家に戻って検索してみたら、

『日本のファンタジーに新しい地平を拓いた荻原規子<勾玉>三部作・文庫判全五巻』
と、載ってるじゃないですか!

なんと新書版が出ていたんです!
なら5巻全部揃えて読みたいじゃないですか。
さっそく注文して手に入れた「荻原規子・文庫判全5巻」は読み応えタップリ、大満足!

神々がまだ地上を歩いていた古代日本を舞台に日本神話をモチーフにしたファンタジー。
『空色勾玉』・『白鳥異伝』・『薄紅天女』勾玉三部作。

「闇(くら)の女神が地上に残した不思議な勾玉を手にした者は、不思議な運命をたどる…
世代を超えて読み継がれてきた、「輝(かぐ)」と「闇」の氏族をめぐる連作ファンタジー

『空色勾玉』は神々の戦いの物語。
『白鳥異伝』は神と人との戦いの物語。
『薄紅天女』は人の宿命の物語。

神は激しく、不死ゆえに、冷酷。
人は弱く、過ちを犯す。

『空色勾玉』
「輝」の一族がまだ不死だった頃、古代の日本が豊葦原と呼ばれていた時代。

「闇の一族」の「水の乙女」である証、空色に輝く勾玉を渡される狭也。
闇の気配を追って現れた「輝の一族」の御子、月代王との出会い。

大御神を父神とし、天より降り下った神の御子・照日王と月代王。
不死の一族であるこの姉弟神と敵対し八百万の神を拝し、闇御津波の大御神に仕える「闇の一族」。
輝の宮で出会ったのは、閉じ込められて夢を見ていた輝の大御神の末子、稚羽矢。
「水の乙女」と「風の若子」稚羽矢の出会いで変わる豊葦原。

「ひとりは「闇」の血筋に生まれ、輝く不死の「光」にこがれた。 ひとりは「光」の宮の奥、縛められて「闇」を夢見た。」

帯の文句がなによりもこの本の世界を物語っています。
1989年第22回日本児童文学者協会新人賞受賞。

『白鳥異伝』
土着の八百万の神々と共に生き、死しても生まれ変わる「闇」の人々と、不死の体を持ち死ぬことのない高天原の神の一族「輝」の人々が覇権を争った時代が過ぎたその後の豊葦原。

不死の体に「死」を受け入れることで二つの血は混ざり合い、しばしの平和が豊葦原に訪れていた。
しかし、長い年月は人の心の欲を動かし、かつての「不死の力」を再び求めて再び動き出そうとする…

代々「輝」の血を見守り鎮めることを宿命とする巫女の家系、橘の家に生まれてきた主人公、遠子(とおこ)。
もう一人の主人公、小倶那(おぐな)は幼い時に川で拾われ遠子と一緒に姉弟のように育てられ自分の両親さえ知らない男の子。

「輝」の末裔として「雷を呼び、全てを焼き尽くす大蛇の剣」を振るう小倶那。
「闇」の末裔として「すべて集めると、死者さえ甦らせることのできるという伝説の勾玉」を手に小倶那の命を狙うことになる遠子。
何度も何度も生まれ変わり次の世代に古の知識を語り伝える語り部、岩姫。
魅力的な人物がたくさん登場します。

『薄紅天女』
巫女の力を受けつぎ勾玉を輝かせる「闇の末裔」の少年と「輝の末裔」の皇女の運命の出会い。
そして、神代の「力」の最後をきらびやかに描き出す、勾玉三部作完結編。

前半は蝦夷の血を引く闇の末裔・阿高、後半は帝の皇女である輝の末裔・苑上を中心に物語が展開。
闇の末裔の話から後半は舞台が都へ、そして輝の皇たち登場。

蝦夷族の巫女姫だった母から人智を越えた望まぬ力を継いだために苦しむ阿高の姿は、『空色勾玉』の稚羽矢や『白鳥異伝』の小倶那に重なります。
皇女・苑上の使命を果たすべく信念を貫き通す姿、大切な人のために悩み決断を下す姿は、狭也と遠子に通じるものがあって、やはりこの三作は繋がっているのだと感じます。

3作とも全部好きだけど、中でも『白鳥異伝』が私は一番好き。


荻原規子著・勾玉3部作
徳間文庫 5巻

荻原規子著・勾玉3部作

荻原規子著・空色勾玉 荻原規子著・白鳥異伝上下 荻原規子著・薄紅天女上下
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Comment

久し振りの本の紹介ですね。
荻原規子さんの「空色勾玉」HALさんのコメント
読んでるだけでワクワクしてきました。
私も早速探してみます。
と言ってもまだ読んでない本が数冊あるんですが。
HALさんの所にお邪魔すると新しい本との出会いもあるので
とっても嬉しいです。
また紹介してくださいね。
バジルママ | 2014.02.23(日) 22:10 | URL | コメント編集

●バジルママさん

荻原規子さんの「勾玉」3部作、すーごくよかったですよ!
ゼッタイ読んで損はしない、久々の大ヒット!
おススメ!します(^ー^* )

5巻揃ってから読むことにしてたので揃うのが待ち遠しくて待ち遠しくて。
揃っても一気に読めたらいいのですが家事の合間とか時間が出来たときしか読めないので読み始めるとは数ページ戻ったり^_^;
本好きなバジルママさんにはじっくり時間を掛けて通して読んで欲しいです。

ここしばらく「勾玉」に掛かりっきりで私も本棚に未読の本が積んであります…^_^;
HAL | 2014.02.24(月) 15:16 | URL | コメント編集

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