2015.08/29(Sat)

お薦め本

 へ行った時、待ち時間ができてしまたときなんかのときにとバックに文庫本を入れておく。

買う本がなくても昔から本屋さんが好きで勤め帰りや待ち合わせによく使っていた。
手持ちの文庫本は読み終えてしまったので面白そうな新刊が出てないか買い物のついでに蔦谷へ行くと、
文庫本コーナーに並べられていた本の表紙に目を奪われた。

着物を着た大きな白猫とその袴に子猫がよじ登っている絵。
なにこれ!?可愛い~ったらありゃしない~♡。

著者、かたやま和華さん。
知らない名前で初めての作者さんでしたが、表紙のあまりの可愛さに引かれ手に取った2冊。

読み始めたら止まらない、面白いのなんの。
猫の仕草、行動、人の言葉をしゃべれたらきっとこう言っている、と思わせる一つ一つの出来事。
作者のプロフィールを見ると、
「愛猫を乳母日傘で溺愛。」と。
さもあらん。
どの頁にも猫に対する愛情満ち溢れた言葉が並んでいる。
この物語を読めばどれほど猫好きか一瞬で納得。
猫好きにはたまらない本、一気読みでした (^-^)


旗本の跡取りである宗太郎は、酒に酔ったある晩の出来事がもとで白猫の姿になってしまった。
生真面目でいいとこのお坊ちゃまの宗太郎、百の善行を積まなければ人間には戻ることができない。
善行を積むため、一人裏長屋住まいとなって「猫の手屋」を始める。
猫人間(二足歩行の白猫)の姿になってしまった宗太郎が長屋の住人に世話を焼かれながら人間に戻るための善行を積むべく奮闘する物語。

本の中で猫太郎と呼ばれ、猫太郎ではござらん、と言う掛け合いが何度も繰り返されるのだけど、その度に笑ってしまう。
長屋の人たちや周囲の人たちに
「猫太郎さんは人に化ける修行中の猫なんだよ」と思われているのだが、その度に「猫ではござらん。元々人間です。」とツッコミを入れるのだが誰も聞いてないし。

わたしの母は猫が好きな人だった。
子供の頃から家にはいつも13匹くらいの猫がいて、それが普通のことだった。
ある時ふいに猫の姿が見えなってしまうときがある。
母は可愛がっていた猫がいなくなると、山へ行ったのだね、とわたしや妹に言っていた。
何処の山?と聞いてもと教えてくれなかったが、何時の頃からか猫がいなくなってしまうのは、死んだ、と気付いていた。
猫は死ぬと山へ行くのだと子供の頃は思っていた。

猫は死期を悟ると姿を隠します。
人には死ぬ姿を見せないのです。

この本の中で語られていました。
長生きした猫は人に化けて飼い主に恩返しをするため猫山へ修行の旅に出るのだそうです。
猫山がどこにあるのかは教えてはくれないが、とても厳しい山なのだそうだ。
修行も厳しい。
それでも、猫たちは猫の恩返しのために精進するのだと。

そうだったのか___ ストンと胸に落ちる言葉です。
母が可愛がっていた猫たち、今も猫山で厳しい修行しているのだろうか。
それとも、
修行を終えた大好きな猫たちと、母は猫山で楽しく暮らしているのだろうか...。


猫の手屋繁盛記

猫の手屋繁盛記


ライン

ネコちゃん

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長生きをした猫は頭に手拭を乗せて踊っていたら、いつかは人になれるかもしれないといわれている。
結界が張ってあるから人間には見ることはできないが、
猫の集まるいたるところで猫が奏でるお囃子に合わせ、二本脚で立った猫たちが踊っているのだ、と。
人になって可愛がってくれた主人に恩返しがしたいのだ、と。

テーマ : いま想うこと - ジャンル : 日記

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HAL | 2017.03.02(木) 15:27 | URL | コメント編集

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